M・M様

“呑気なホーム生活”
ある日、古い友人に会う。開口一番、「君は養老院に入ったそうだな」と言う。「養老院とは懐かしい名前だな」と答える私。養老院とは身寄りのない老人や、諸事情から家庭生活を過ごせない老人を収容し、その世話をする施設だったと思うが、私の入居している老人ホームでは若い健康美に溢れた綺麗なギャル?に囲まれ、そんな暗い雰囲気はない。
友人は、「定年のない君は一生現役かと思っていた、仕事は続けた方が健康に良くないか」と言う。「身体に良い仕事なんてあるものか」と答える私。
今では公的な仕事からも一切身を引き、自分の好きなことだけをする呑気な生活。自由時間はたっぷりあるはずなのに、どうしたことか暇だけがない。
早朝は畦道の散歩から始まり、よく栄養管理された食事をとり、好きな本を読み、美術の図鑑を眺める。時には、美術関係の仲間の会に出席したり、現役時代から行きつけのレストランで、私の事を知りすぎた中居さんに囲まれて食べなれた食事をとる。夜は源泉掛け流しの露天風呂に、星を眺めながら浸ると一日は静かに暮れていく。
今までの生活では考えられない程、時はゆったりと流れていく。
こんな時間を楽しむ我儘を神様はそろそろご褒美として許してほしい。
今は唯、こんな生活が一日でも永いことを祈るのみ。

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