2020年7月20日~映画鑑賞会『作品名/おばあちゃんの家』~
開設より行っているレクリエーションの1つで、毎週月曜日は映画鑑賞会と決まっています。
これまでは2階のカルチャールームにて、大きなスクリーンで様々な作品を上映してきました。
今年は3階に多目的ルームが新設され、70インチの4K対応テレビで鑑賞することになりました。音も良く聞こえるようで大変好評です。
本日の作品は韓国映画「おばあちゃんの家」を上映しました。
このストーリーはいたってシンプルですが、とても丁寧に作られた作品です。
ソウルの都会っ子が何もない山奥に住むおばあちゃんちに泊まれば、お互いカルチャーショックを受けるのも当然。
ひたすらイラつく少年と戸惑うおばあちゃん。
この二人の関係がシュールで面白い。
少年の意地の悪さにイラつくも、少しだけ成長する姿にほっこりし、二人のお別れには胸を締め付けられる作品となっています。
少年に対する苛立ちと同時に彼を責めるほど自分は丁寧に暮らしてないなと思わされる。
お金で全て解決してしまうような現代的な雑な生き方を見直したくなる、そんな作品です。
セリフによる説明ではなく、丁寧かつ最小限の演出や映像で内容が伝わり、音楽も良い。
ラストのハガキの絵と文字には涙。
最初と最後で繋がる胸撫でるジェスチャーによる演出。その意味を知った時に胸がキュッとなったのではないでしょうか。
いつも映画鑑賞会が常連の入居者様は、終わったあとに感想を伝えてくれます。
今日も良い時間を持つ事が出来たでしょうか。
これからも良い映画と出会えますよう、リクエストも入れながら探してまいります!!