今年の文化祭では、展示部門の他に企画部門を開催しました。

その企画部門では「空海と東寺の至宝」というDVDの上映会と入居者様による特技や練習していることを発表していただく発表の場を設けました。

DVDの内容は、「国宝を最も残した弘法大師・空海。抱く思いは何だったのか、その至宝とともに辿ります・・・」という仏教美術ドキュメンタリーです。

発表の場では、お二方にご参加いただき、ご自身の特技を披露していただきました。

お一人目の方は宇野千代氏を代表する作品、名作「おはん」の朗読を披露されました。見事に役になりきり、まるで情景が目に浮かぶほど、素晴らしい朗読でした。また、衣装も役に合わせて大正時代風のお着物をお召しになられておりました。演出から出演まで、完ぺきにこなされており、10分間ほどの朗読でしたが、お話しの続きが気になってしまうほど、見入ってしまいました。

お二人目の方は、マジックを披露してくださいました。

様々なマジックを披露してくださいましたが、中でもリングマジックでは、何本かの金属製のリングをつないだり、はずしたりして見せます。固体が固体を貫通するように見えるので本当に不思議でした。

漫談も取り入れたユーモア溢れるマジックショーで、会場を笑いで包んでくださいました（*^_^*）

仏教美術についてのお話、朗読、マジックと、ジャンルの違う芸術を皆さんにご覧いただきましたが、芸術の秋に触れ、会場の皆様も楽しんでいただけたのではないでしょうか。

来年も文化にちなんだ企画を実施していきたいと思います。